独立するために今の会社を退職する場合、円満退職が重要です。円満に退職できれば、その会社から仕事を受けたり紹介してもらったりすることができる可能性があります。独立してすぐはまだ信用が低く、案件をなかなか獲得できないことも珍しくないため、この会社との縁は大切にする必要があるでしょう。
円満退職するには、最初に直属の上司にその旨を伝えることも大切です。自分の部下の退職について本人以外の人から聞くのは、上司としても気持ちのいいものではありません。退職までのわずかな期間であっても、上司と気まずい雰囲気なるのは避けたいものです。
引継ぎも、スケジュールを決めて丁寧に行うようにしましょう。後任のエンジニアが、仕事をしやすいようにマニュアルを作成したり、一通り教えた後で、実際に業務を行ってもらい、きちんとできるように見守るなど、十分な時間を取って引き継ぐようにしましょう。
退職について話すタイミングも大切です。十分前もって、その意思を伝えるようにします。一般的には、退職予定日の1か月前に伝えますが、業務内容によっては、後任の決定や、引き継ぎに時間がかかることがあります。その場合は、2~3ヶ月前に伝えることが必要になるかもしれません。
プロジェクトが進行しているときや、繁忙期に退職するのも、会社に迷惑をかけてしまうので、避けましょう。プロジェクトが終了した時や、比較的、業務量が少なくなる時期に退職するように計画しましょう。